貧乏神を追い出す!?!地元行事
「こと八日(ようか)」参加してきましたよ。
こんにちは。広報担当の朝倉(妹)です。
毎年2月8日に行われる「こと八日行事」に参加してきました!
この行事、入山辺ではいくつかの地区で行われていて
無病息災・豊作祈願など人々の幸せを願う行事
ということです。
共通して行われるのは8日の朝
家の木戸先で籾殻や唐辛子などをいぶす。というもの。
これは嫌なにおいを出し、貧乏神を寄せ付けさせない!
それともうひとつは
道祖神にもちを塗りつける!というなぞの行動(笑)
「他の人より早く塗りつけると早く嫁にいける」とか。。。
あとは藁でムカデや馬を作ったり、
名称も「貧乏神送り」「風邪の神送り」「粕(かす)念仏」など
各地区で違いがあります。
少しご紹介しますね。
まずは中村地区。
こちらの地区では藁で「追い出し」と呼ばれる
疫病神に見立てたムカデを作ります。
最初はこんな感じ
綱をよっていくかんじ
だんだん長くなっていきます。
最終的に5~6メートルの長さに!
完成したムカデに小学生が乗り、
「ナンマイダンボ、ナンマイダンボ」と
念仏を唱えながら集落を引いていきます。
集落の境の六地蔵に着いたら
ぐるぐる巻きにして道端に置いて疫病神を送り出し終了。
そのあと公民館に帰り粕汁を食べるので「粕念仏」と呼ばれるようです。
続いて舟付(ふなつけ)地区。
こちらもムカデを作ります。
子どもたちが集落内を引いていきます。
各家々で籾殻を燃やした跡をムカデの尾で払います。
集落の上から下まで引き終わると
ムカデを焼いて、疫病神を送り出し終わり。
公民館では大人が念仏を唱えます。
続いて上手町(わでまち)地区。
こちらは貧乏神に見立てた馬と
ジジ・ババと呼ばれる人形を藁で作ります。
ジジ・ババには「南無阿弥陀仏」と書かれた金剛杖も持たせます。
ジジ・ババ顔もあります。
「貧乏神まくりだせ、風邪の神まくりだせ」と唱えながら
この藁馬を引いて集落をまわります。
途中で藁馬に火をつけ燃やしながら進み
集落の入り口で灰になるまで見守り、疫病神を追い払い終了。
公民館に戻って粕汁を食べます。
続いて厩所(まやどころ)地区。
こちらも馬とジジ・ババと呼ばれる人形を作ります。
骨組みに藁をつけていって
こんな感じで出来上がります。
出来上がった馬を囲んで念仏を唱えます。
そして「貧乏神送り出せ、貧乏神送りだせ」
と唱えながら近くの川まで運び、焼き払います。
この行事、松本市重要無形民俗文化財に指定されてます!
毎年取材に来る人も多く、今年は東京から来たって言う人も!
この行事おもしろいなぁと思われた方は
厩所地区の細かい流れを昨年のブログに載せているので
こちらも見てみてくださいね!
http://iriyamabe.naganoblog.jp/d2014-02-09.html
「こと八日(ようか)」参加してきましたよ。
こんにちは。広報担当の朝倉(妹)です。
毎年2月8日に行われる「こと八日行事」に参加してきました!
この行事、入山辺ではいくつかの地区で行われていて
無病息災・豊作祈願など人々の幸せを願う行事
ということです。
共通して行われるのは8日の朝
家の木戸先で籾殻や唐辛子などをいぶす。というもの。
これは嫌なにおいを出し、貧乏神を寄せ付けさせない!
それともうひとつは
道祖神にもちを塗りつける!というなぞの行動(笑)
「他の人より早く塗りつけると早く嫁にいける」とか。。。
あとは藁でムカデや馬を作ったり、
名称も「貧乏神送り」「風邪の神送り」「粕(かす)念仏」など
各地区で違いがあります。
少しご紹介しますね。
まずは中村地区。
こちらの地区では藁で「追い出し」と呼ばれる
疫病神に見立てたムカデを作ります。
最初はこんな感じ
綱をよっていくかんじ
だんだん長くなっていきます。
最終的に5~6メートルの長さに!
完成したムカデに小学生が乗り、
「ナンマイダンボ、ナンマイダンボ」と
念仏を唱えながら集落を引いていきます。
集落の境の六地蔵に着いたら
ぐるぐる巻きにして道端に置いて疫病神を送り出し終了。
そのあと公民館に帰り粕汁を食べるので「粕念仏」と呼ばれるようです。
続いて舟付(ふなつけ)地区。
こちらもムカデを作ります。
子どもたちが集落内を引いていきます。
各家々で籾殻を燃やした跡をムカデの尾で払います。
集落の上から下まで引き終わると
ムカデを焼いて、疫病神を送り出し終わり。
公民館では大人が念仏を唱えます。
続いて上手町(わでまち)地区。
こちらは貧乏神に見立てた馬と
ジジ・ババと呼ばれる人形を藁で作ります。
ジジ・ババには「南無阿弥陀仏」と書かれた金剛杖も持たせます。
ジジ・ババ顔もあります。
「貧乏神まくりだせ、風邪の神まくりだせ」と唱えながら
この藁馬を引いて集落をまわります。
途中で藁馬に火をつけ燃やしながら進み
集落の入り口で灰になるまで見守り、疫病神を追い払い終了。
公民館に戻って粕汁を食べます。
続いて厩所(まやどころ)地区。
こちらも馬とジジ・ババと呼ばれる人形を作ります。
骨組みに藁をつけていって
こんな感じで出来上がります。
出来上がった馬を囲んで念仏を唱えます。
そして「貧乏神送り出せ、貧乏神送りだせ」
と唱えながら近くの川まで運び、焼き払います。
この行事、松本市重要無形民俗文化財に指定されてます!
毎年取材に来る人も多く、今年は東京から来たって言う人も!
この行事おもしろいなぁと思われた方は
厩所地区の細かい流れを昨年のブログに載せているので
こちらも見てみてくださいね!
http://iriyamabe.naganoblog.jp/d2014-02-09.html